無料英文法講座|第1回:be動詞①(第1文型SVM)

英語

人称とは

早速ですが、この表を見てください。

人称別の単数・複数主語一覧

人称単数複数
一人称IWe
二人称YouYou
三人称He / She / ItThey

「人称別の単数・複数〜」と言われると身構えてしまいますが、要は、

  • 主語が I(私)のときは「一人称・単数」
  • 主語が They(彼ら・それら)のときは「三人称・複数」

と言っているだけのことです。名前は大層ですが、中身はシンプルです。

Youについて

表を見ると、二人称・複数の場所にだけ印がついているのが分かると思います。

英語では、二人称(あなた)だけは、単数(あなた1人)でも複数(あなたたち)でも、同じ「You」を使うルールになっています。ここだけ頭の片隅に入れておきましょう。

そして、この「人称の考え方」が、今回のメインテーマであるbe動詞に大きく関わってきます。

それでは、次の表を見てみましょう。

be動詞は全部で3つ

主語be動詞
一人称単数(Iのみ) am
三人称単数(IとYou以外の1つ)is
二人称単数・複数(Youのみ)are
一人称複数(Weのみ)are
人称複数(IとYou以外の2つ以上)are

まず最初に、be動詞の現在形は is, am, are の3つだけです。

この世に存在するbe動詞は(現在形なら)本当にこの3つしかないので、ここで10回唱えて完全に覚えてしまいましょう。

覚えましたか?それでは、表の説明に移ります。

この表は、「主語が表の左側(人称・単数・複数)のとき、表の右側にあるbe動詞を使う」というルールを表しています。

たとえば、主語が三人称単数(1つ目の表で確認すると He / She / It など)のときは、対応するbe動詞 is を使う、ということです。

  • 主語が I(一人称単数)▶︎ am
  • 主語が You / 複数 ▶︎ are
  • 主語が He / She / It(三人称単数)▶︎ is

be動詞の使い分けの基本ルールは、たったこれだけです。

be動詞のあとには場所(M)がくる

be動詞は「〜です」と訳すことが多いですが、直後に場所を表す修飾語(M)がくると、「(場所に)いる・ある」という意味になります。

She is in the room.
彼女は部屋にいます。

✔️SheがS、isがVでbe動詞、in the roomがM

✔️Sheは三人称単数なので、be動詞はisを使う

✔️in the roomは「前置詞+名詞」のひとかたまり

これが、第1文型(SVM)の形です。

「いる」と「ある」、どっちで訳せばいい?

be動詞の「いる・ある」の区別は、文脈で判断すれば自然と分かるので、まったく心配しなくて大丈夫です。

例えば今回の文を「彼女は部屋にあります」と訳したら、ちょっと不自然ですよね。自然な日本語になる方を選べばOKです。

疑問文はbe動詞を先頭に出す

be動詞を使った文を疑問文にしたいときは、be動詞を文の先頭に出すだけでOKです。

Are you at the gym?
あなたはジムにいますか?

✔️疑問文はbe動詞を先頭に出す

✔️YouがS、areがVでbe動詞、at the gymがM

✔️Youは二人称単数なので、be動詞はareを使う。

「私は〜ですか?」から「あなたは〜ですか?」への書き換え手順

元の文が I am at the gym.(私はジムにいます。)だったとします。これに対する疑問文を作るときは、次のステップで書き換えます。

主語を I(私)から you(あなた)に変える
自分に対して「私はジムにいますか?」と聞くのは変なので、相手に向けた you にします。

主語に合わせて be動詞を am から are に変える
主語が you(二人称)に変わったので、be動詞も are にします。

be動詞 are を文の先頭に出す(大文字にする)
文頭に来たので、小文字の are を大文字の Are にします。

これで Are you at the gym? の完成です。

beで聞かれたらbeで答える

be動詞で聞かれた疑問文には、そのままbe動詞を使って答えるのが基本ルールです。

Yes, I am. / No, I am not.
はい、ジムにいます。 / いいえ、ジムにいません。

✔️Are you~?の答える側はIなので、答えの主語もIになる

✔️No, I’m notでも可

「Are you~?」の答え方でbe動詞が変わる理由

「beで聞かれたらbeで答える」と覚えると、思わず Yes, I are. と答えたくなってしまう人がいるかもしれません。

ただ、相手から「あなたは?」と聞かれたら、答える側は当然「私は(I)」から始めますよね。そして、主語が I になったので、be動詞は am に変わります。

(※ Are they~? のように主語が I に変わらない質問なら、Yes, they are. とそのまま are で答えてOKです)

形だけを暗記するのではなく、「だれが答えているのか」を意識してみてください。

否定文はnotをbe動詞の後に置く

be動詞を使った文を否定文にしたいときは、be動詞の後ろに not を置くだけでOKです。

I am not from Italy.
私はイタリア出身ではありません。

✔️否定文はnotをbe動詞の後に置く

✔️IがS、amがVでbe動詞、from ItalyがM

✔️Iは一人称単数なので、be動詞はamを使う

be動詞の否定文は、notをbe動詞の後ろに置いてあげればOKです。

一部のbe動詞+notは短縮できる

be動詞と not は、くっつけて短縮することができます。

is not=isn’t
are not=aren’t
am notは短縮できない

ただし、am not だけは be動詞+not の形で短縮することができません(amn’t という英語は存在しません)。

am not を短縮したいときは?

am not のセットは短縮できませんが、代わりに主語とbe動詞を短縮することで短く表現することができます。

I’m not from Italy.
私はイタリア出身ではありません。

I amn’t from Italy. という形は存在しないので注意し、「am not だけは別格」と覚えておきましょう。

おわりに

今回学習した内容は、英文法全体の基礎の基礎となります。ここをあやふやなまま進めてしまうと、これから先3年間で習うすべての英文法(過去形・進行形・受動態など)でつまづく原因になってしまいます。

まずは英文を作るとき、「主語の人称(誰が?)と単数・複数(何人・何個?)」をパッと見て、どのbe動詞を使えばいいのかを常に意識する癖をつけてみてください。

次回の講座に進む→第2回:be動詞②(第1文型SVC)